a0006_001790

プラシーボ効果というものがあります。
有名な言葉なので、ほとんど方は聞いたことがあるのではないでしょうか。

プラシーボの語源は「喜ばせる」というラテン語だそうで、一般的には「偽薬」と訳されています。
本当の薬効はないけれど、患者の神経を鎮めたり、比較対照試験などのために持ちられるものです。

そしてプラシーボ効果とは偽薬効果とも呼ばれています。
本当は片栗粉であっても、「これは良く効く頭痛の薬だよ」と信用している人から渡されて飲んだところ、なんと頭痛が楽になってしまうと、そのような現象のことですね。

そこでプラシーボ効果を定義してみると、
「自分の納得する方法を取ることにより、自分の予想通りの結果が出ると信じて疑わない強い信念によって、実際の体に予想通りの変化を起こしてしまう現象」
となりました。

これを飲むことにより、頭痛は楽になるはずだ!
だって、「良く効く頭痛薬」だもの!

そう強く信じているから、頭痛が楽になったように感じるわけです。
そしてこの現象は超能力のように、自分の体を変化させてしまいます。
心から信じることで、実際に頭痛が楽になってしまうのです。

思うだけで体が変わるなんて、まさに超能力ですよ。
恐らく統計的には効果があるとわかっていますが、医学的に正確なメカニズムは解明されていないのかもしれません。

しかし感情療法的には、当たり前の現象です。
ネガティブな感情で体調が悪くなるのは当たり前なのですから、ポジティブな感情で体調が良くなるのもまた然り、ですよね。

そして毎日の治療でよくあるケースなのですが、自分の常識に当てはまらないことが目の前に起こると、それが実は望んでいた結果であっても、自動的に拒否してしまう人がいます。
本当は治っているのですが、まだ痛いとか、治っていないと仰る方が多いのです。

ここで重要なのは、本当は治っているけれど、「症状を感じているのは本当」だという点です。
決して気のせいで感じているわけではないのですが、自分の身に起こっている現象があまりにも(個人的には)常識はずれなので、自分の常識とする状態に、強制的に戻してしまうわけです。

つまり、「私の経験上、まだ痛みは続いているはずだから、治ったと言われても納得はできない。だからまだ痛いはずだ」という思考が、実際の体に変化を起こし、自分がイメージした通りの痛みを発症させているのです。

「この肩こりは、マッサージでしかよくならない」という信念のある方は、他のどんな治療も受け付けません。
達人クラスの鍼灸師であっても、カイロプラクティックの名人であっても、「本人の納得する方法」以外に肩こりを治す方法はないのです。

「どこへ行っても治らない」という方も同じ理由で治りません。
だって、「どこへ行っても治らない」という、「自分の強い信念」を守り通すためには、そうやすやすと治ってしまうワケにはいかないからです。

そんな方は、不思議なんですが治らないと機嫌が良いんです。
「楽になったと思いますが、どんな感じですか?」と伺うと、「まだ痛いですよ」って、笑顔で言う方もいらっしゃいます・・・(苦笑

これってある意味、自分の信念が勝った時の、勝利の微笑みなんですよね。
つまり「私の信念が正しいことが、今、証明できた」わけですから・・・

そこで当館の感情療法は、その不都合な常識をリセットします。
「治るわけがない」という不必要な信念を抜き、「治ってもいい」という考え方に変えてしまうのです。
もちろん、その効果で症状も良くなりますから、やはり要らない信念はリセットしたほうがいいですよね。

 

そう言えば昔、もう十数年前になりますが、私の娘が遊んでいて膝をすりむいたことを思い出しました。
あの頃はまだ幼稚園児だったと思いますが、自分の膝から出た血を見た瞬間から、「膝が痛くて、歩けない・・・」となってしまった事があるんですね。

私的には「なんて大げさな」と思いましたが、歩けないのは本当です。
目には涙を浮かべ、何とか立ち上がったものの片足は使えず、ケンケンするように脚を引きずっていました。

そこで妻が行動に出ました。
さっと取り出したる「バンドエイド」の登場です。

早速そのバンドエイドを、すりむいた膝の傷に貼ったのですが、その時、奇跡が起こったのです!

「ケガ、治ったわ!!」

なんと、先程まで歩けなかった娘が、笑顔で走りだしました。
なんというミラクルなんでしょうか?(笑

恐るべしバンドエイド。
そして恐るべしプラシーボ効果。

「病は気から」と言いますが、心が体に与える影響は絶大だ、ということですね。

このページを読んだ人は次の記事も読んでいます