「そんなに暑さが辛いなら、マシにはできますよ。涼しくはできませんが」 ある日の施術で、私がお伝えした言葉です。

私も夏が苦手で、関西の夏は大変でした。私、北海道出身なもので、温度も湿度も、北海道とは段違いだからです。

とかろが私の前職、土木工事の現場監督なのです。現場は学校のグランドとか、野球場なんかの屋外ばかり。夏暑く冬寒い職場で、日陰もありません。

そんな私が、どうやって夏の暑さに対応できたのか? それには「一番暑く、辛い記憶を終わらせる」作業を使いました。その記憶が印象的過ぎて、暑さ=辛い、と化していたのです。

私が一番辛かったのは、30年近く前に経験した「38度が3日続いた京都大学のグランド工事」です。もう辛すぎて、一日に何度ジュースを買ったのか分からない程でした。

私は「暑くて死ぬ…」という気持ちを、感情療法で取り除いたのです。術後の私は、自宅の庭で炎天下、涼しい顔でレンガを積んでいました。もう十年も前の事です。

一番辛い記憶って、忘れ難いじゃないですか。「二度とこんな目に遭いたくない!」という気持ちが、忘れさせないのだと思います。

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