「親父もひどい肩こりだったから、わしも肩こりひどいんてすわ」 70代、男性からの言葉です。

お話によると、この方のお父様が物凄い肩こり持ちだそうで、パンパンの肩がいまだに印象的だそうです。「このままだと、ワシの肩こりも凄くなるだろうな」と思っていたら、実際ひどい肩こりになって、予想通りだと言うことでした。

なるほど返事をしつつ、検査を始めます。

検査をしてみると、多少の肩こりは見られますが、酷くという感じではありません。あれ?と思って、この方の気持ちを検査すると、やはりという気持ちが出てきました。この方は、「必ずひどい肩こりになっているはずだ」と、信じ切っているようです。

「まあ、親父の肩こりが酷かったんでね」と言われたのですが、印象的だったのが「ワシだけ楽したら、死んだ親父に悪いじゃないですか」だそうです。

そこで、「確か息子さん、いらっしゃいましたよね。息子さんも同じく、酷い肩こりならどう思いますか?」と伺うと、「そりゃあ可愛そうだわ」とのことでした。ということは、お父様も同じ思いをされてそうですね。

早速、「亡くなった親父は、ワシに肩こりは求めていない」という考えを、受け入れていただきました。なんとこれだけで、肩こりは三分の一になったそうです。

残りの肩こりは、様々な「面倒くさい」というストレスでした。町内会の草刈りやら、奥様の習い事の送り迎えやら、他にも町内会のナントカだとか、結構忙しい事が多いそうです。そこで「みんなでワシを欲しがって、仕方がないな」という思いを入れて、肩こりはほとんど無くなったそうです。

初めの肩こりのように、「当然」とか「当たり前」という常識は、体に症状をつくる事が多いようです。子供は親のことを、「当たり前の手本」にすることが多く、今回の肩こりも個人の常識が作り出していました。

あなたは親から、要らない常識を受け継いでいませんか。西宮市の健匠館では、あなたの信じる「不都合」を取り除き、楽な生活作りを助けます。