「一生懸命な時、多くの人が『自分が正しい』と疑わないんですよ」 施術中のお客様との会話中、私が伝えた言葉です。

大昔、一般的に「天動説」が、信じられていました。地球が宇宙の中心で、地球の周りを星星が回っているという考えです。

当時の学者でさえ「地面が動くより、天が動いた方が、計算上は合理的だ。しかし、もし地面が動いていたとすると、地球上には物凄い風が吹くはずだろう」と考えたので、天動説が信じられたそうです。

人は一生懸命考な自分に、過度な自信を持ちやすい。自分の苦労に、過大な価値を付けるからです。

ところが、物事の正しさに、努力の量は関係ありません。適当に取り組んでも、正しいものは正しいし、間違いは間違いなんです。

私の場合、自分が「頭が悪い」と思っています。私の父の口癖が、「俺は頭、悪いから」だったので、私もそう考えるクセが付いたのだと思います。あまり良くないクセですが、自分が正しいと思うクセがないのは、便利です。

先日、一部で知られたカウンセラーから、いかに自分が正しいのか、説教を受けました。このカウンセラーは脳科学とやらを学んだそうで、「私は正しいんです!」と、凄く得意顔です。

「あなたが正しいなら、病気になる苦労はしないはずだが?」と私は思いましたが、この方はご自分の苦労に酔っているようですし、最近された網膜剥離は運が悪かったと思い込んでたので、この場では黙っておきました。一方、私の検査では、ご家族へのストレスが、網膜剥離を作ったと出ています。

多くの方は、「一生懸命な私は正しい」と言い張ります。本当は楽しめないと、体を壊すだけなんですけどね。

意地になって、体を壊された方は、ご相談ください。

西宮市の健匠館は、あなたが行う「悪い癖」を解決し、健康へと導きます。