
「親子では、体質が似るんです」以前、私が病院の健康診断で、医師から言われた言葉です。
親子で体質が似るというのは、果たして合っているのでしょうか?
これについて健匠館の答は、少し違います。体質が似るのではなく、本当に似るのは「性格」なのです。
子は生まれてから、親を見て育ちます。ずっと親が近くにいて、親を見習い日常生活の手本とするのです。この事で私なら「日本人らしく」なる訳です。
特に幼い頃なら、生活の全てで親を見ます。観光地に行って、周りの人を観察して自分の態度を変え、違和感をなくすのと一緒です。
親を参考にした結果、子供は親のような人間に育ちます。ここで残念なのが、親の良いところばかりではなく、悪いところも似る点です。
私が小学生の時、おばあちやんの所で、床に寝っ転がり、貧乏ゆすりをしていました。すると、おばあちゃんが足を叩き、「コラ! そんな事どこで覚えてきた!」と言いました。私はソファに寝転んだ父を、無言で指差しました。おばあちゃんが私の父を見ると、父は足を揺すっていて、おばあちゃんは爆笑したのを覚えています。
子は親を見習ってしまうのです。実は見習うのが仕草だけではなく、考え方でも同じ事が言えます。ストレスの持ち方も、見習うのです。
見習うのに、良いも悪いも、子供には分かりません。全部を見習います。先ほどの「貧乏ゆすり」の様にです。
健匠館のホームページ内で何度も書いていますが、症状を作るのは「ストレス」の悪影響です。肩が凝るのも、胃が痛くなるのも、全てストレスがあるからです。以前大病をした方に検査を行い、内臓疾患もストレスのせいだと確認しています。癌も潰瘍も、全てストレス疾患でした。
血圧が高い、胃が弱い、慢性的な便秘など、体質に見えることは、全ては「ストレスを生む考え方」に、原因があります。怒りっぽい、泣きやすい、後悔しやすいなど、そのほとんどが親を見習った結果です。親ではなくても、誰かを見て学習して、性格は出来上がるのです。
人は見習って性格を作り、性格が体質を作り、体質が健康を左右します。体質は個人的な考え方で、出来上がるのです。
健匠館は、考え方を変えられます。興味のある方は、ご相談ください。