よく、子どもたちにが大人に聞かされる言葉なんですが、

「やればできる!」

という幻想があります。

 

「やればできる? う?ん、難易度と人によりますね。」

というのが、私のスタンスです。

というのは、この「魔法の言葉」でうつ病になる人が、少なくないからなんです。

 

確かに子供時代に与えられた課題程度なら、やる気さえあれば、なんとかなるケースが殆んどです。

小学校の勉強程度なら、知能指数がどうとか、才能が必要かどうかなどを求められることは少ないでしょう。

そういう課題が達成できない子どもたちに、多くの大人は「やればできる! やれ!」と声をかけてしまうんですね。

 

まあ、松岡修造のような、才能あふれる人ばかりじゃないですからね、世間は。

頑張っただけでは達成できない目標も、世の中にはたくさんあるわけで。

 

でも、「やればできる」と言われて育つと、この辺りが難しくなります。

だって、やればできるんですから、できていないのは「やっていない」ことを示してしまうからです。

これが「うつ病」を引き起こしてしまうんですね。

 

仕事で結果が出ない。

やればできるんだから、仕事をしっかり努力すれば、結果が出るはず。

でも結果が出ていないということは、やっていない=努力がたりない。

 

つまり、

「努力がたりないんだから、もっともっと努力をしなくてはいけない!!」

という思い込みを創りだしてしまうわけなんです。

つまり大人は、世の中にはやればできることもあるけど、努力だけでは達成できないこともあるという事実を、子供時代に教え忘れていたわけなんですね。

 

殆どの困っている人にとって、努力が足りないケースは稀です。

どちらかと言うと、努力の量は十分だけど、努力の方向が間違っていたり、努力しても報われないような環境にあるというのが本当なんです。

この辺りを間違えて教えられてしまっては、一生モノの「うつ体質」になってしまいますので、大人からの見極めに注意が必要ですね。

このページを読んだ人は次の記事も読んでいます