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「春眠暁を覚えず」という言葉があります。
春の夜は寝心地が良いので、夜明けになってもなかなか目が覚めないという意味です。

確かに寒さも緩み、心地良い日が増えます。
しかし本当に心地よいなら、疲れもよくとれ、心地良い目覚めがあるのではないでしょうか?

なぜか眠い。
寝ても寝ても眠たいというなら、それはこの時期に多い、黄砂アレルギーや花粉症かもしれません。

黄砂アレルギーや花粉アレルギー(≠花粉症)は、体の疲労回復を妨げます。
寝ても寝ても、疲れが取れないのです。
その結果、慢性的な疲労感に襲われ、常に眠いという状態になってしまいます。

また春に花粉症が多い理由は、その飛散量が多いというのもありますが、実はストレスとなる事柄が多いというのも関係しています。
3月から5月は学校でも会社でも、変化が多い時期だからです。

進学や就職、転勤やそれらに伴う引越しなども春が多く、環境の変化によるストレスが多いというのが、正に春なんです。
春はストレスが多い時期であり、同時期に花粉の飛散量が増えますから、ストレスによる花粉症が多いということだったのです。

若い方の中には引越しが趣味ですという話も聞いたことがありますが、多くの人にとって現状からの変化はストレスになります。
環境が変わると、その新しい環境に合わせて自分を変化させる必要があり、その環境に慣れるまで、新しい我慢や努力を強いられる場合が多いからです。

春の陽気に眠くなる、程度なら良いのですが、寝ても寝ても・・・という方は、アレルギーを疑う必要があります。
そしてアレルギーは毎年繰り返されることが多く、「今年も眠い時期がはじまったな」と、なかなか治らないのが実情なんですね。