3年ほど前から、嗅覚障害で悩んでいるという男性がいらっしゃいました。

強い匂いなら感じられるのですが、コーヒーや食事の味がよくわからないほど、嗅覚が弱っているとのことでした。

 

今回の原因は、数年前に起きた、仕事上のトラブルだったようです。

会社内の空気が悪くなり、そのストレスで嗅覚障害を引き起こしていたわけですね。

その頃のストレスをリセットしてからチョコレートを食べていただいた所、きちんと嗅覚は回復していたようです。

 

眼や鼻、あるいは耳などの感覚器の障害は、先天性のものと事故による怪我を除くと、ほぼストレスと見て間違いありません。

今回のように「鼻」にでる症状の場合、「悪い空気を吸いたくない」=「その場の雰囲気を感じたくない」という類のストレスが多いようです。

その場の雰囲気を麻痺させるために、嗅覚を感じなくさせて、自分をストレスから守っていたわけなのです。

 

嗅覚障害が悪化すると、今度は味覚障害にまで発展することがあります。

嗅覚障害を起こさずに味覚障害が発症するケースもありますが、その場合はまた違った方向のストレスが原因となり、「嫌」という言葉がキーワードになりやすいようです。

 

嗅覚障害でお悩みの方は、お早めにご相談下さい。

記憶が古くなると原因の発見に時間がかかる場合があり、新しいほど簡単に改善するケースが珍しくありません。

また、症状がある一定以上古くなると、ストレスやアレルギーをリセットしても感覚器が回復しないケースもありえますので、早めの施術をお勧めします。