例えば朝、幼稚園児の子供を持つ主婦が、トーストを食べていたとします。
これは珍しくもない風景だと思います。

そんな時、テレビからは「幼稚園児の誘拐事件」の報道が流れてきました。
同じく「幼稚園児の子供」がいるこの主婦にとって、とても人事ではなく、強い不安が襲うこともあります。

この時の「心の状況」は、誘拐事件の話を聞いたせいで不安になった、です。
「心の状況」とは、意識のできる気持ちの事です。

こんな時、意識出来ていない「体の状況」の側で、全く別の認識が起きている事があります。
それは、パンのせいで不安になった、です。

この言葉は論理的におかしい話です。
この主婦はパンになんの感情もなく、誘拐事件の話を聞いたのが不安になった原因だからです。

ところが「体の状況」の側で勘違いが起きると、不安の原因をパンに求める事があります。
あくまで『勘違い』です。

ところがこの時の体は、「不安を作り出したパンを、避けるべきだ」と判断します。

そのように判断されたパンを食べると、肌が荒れたり、呼吸困難が出たりのアレルギー反応が起きるようになります。
このような機序で小麦アレルギー、卵アレルギー、牛乳アレルギーなどが起こります。

簡単に表現すると、
「ストレスの原因を自分以外の何かに押し付けた結果、押し付けたものにアレルギー反応をするようになる」
という訳です。

上記は食物アレルギーの例ですが、金属アレルギーも花粉症も同じ経過でなります。
また職場や自宅など「場所アレルギー」もありますし、親や配偶者などの「人アレルギー」もあります。

アレルギーは勘違いを基に発症しているので、何に対してでもありえるのです。
なにせ「勘違い」ですから。

健匠館の感情療法は、アレルギーを作り出した勘違いを調べだし、強力に取り除きます。
そうするとアレルギー反応もなくなります。

もともとは私の息子のアトピーを治すために開発したのが、感情療法を作ったキッカケです。
今はもう高校生ですが、特に困ったこともなく生活出来ています。