恥骨が目立つと言ったら、恥骨をグイグイ押されたんです

このようなご相談を聞くことがあります。

 

健匠館では骨格矯正はほぼしませんが、稀にする事があります。

関節部分の不調の調整は、どうしても必要なら行う、という感じです。

 

そこで恥骨が目立つという事で、恥骨矯正を言われる事があります。

ところが、これは全く不可能な話なのです。

 

ですから「恥骨矯正で恥骨の見た目を変えることは不可能です」と、間違った恥骨矯正に騙されないよう、健匠館のお客様にお伝えしています。

恥骨矯正で可能なのは恥骨位置の左右差を合わせる事であって、前に出ている恥骨をへこませる事ではないのです。

 

そこで先程のような「恥骨をグイグイ押された」のような話を聞きます。

整体・カイロプラクティックの施術者でも、出て見える恥骨は押せば何とかなると考える人が、いまだにいるのです。

 

出て見える恥骨は、腰椎と骨盤のつくる角度が、見た目に影響しているのです。

これに対応する調整はお腹の奥の筋肉、つまり大腰筋が正常に働けば、恥骨はへこみお尻が上がって見えるのです。

 

そこで大腰筋を強化するには恥骨矯正ではなく、股関節の矯正なら有効です。

歪んだ方の股関節が前下側に変位しているのを、後ろ上側に矯正すると、一時的ではありますが、筋力は改善します。

 

ただ本当に関節を変位させているのは、ストレスの存在です。

ストレスの調整なくして、スタイルは改善できません。

 

因みに大腰筋を弱らせるストレスで良くあるのは、失敗したらどうしよう等の「恐れ」です。

そのようなストレスを取り除いておけば、毎月の無意味な整体・カイロプラクティック通いも必要がなくなりますよ。