a0001_005537

ふと、「子供の仕事って、なんだろう」と疑問が湧きました。
なぜか突然、今朝のことです。

大人の仕事って、色々思いつきますよね。

会社と会社員との関係なら、様々な業務という事になりましょうか。
営業をしたり、事務をしたり、打ち合わせをしたり、その会社によって色んな仕事があると思います。

主婦という職業で考えるなら、もちろん「家事」でしょう。
掃除や洗濯、買い物とか料理など、色々と考えられそうです。

そこで「子供の仕事」と考えたなら、それは何だろうと考えたわけです。

10年ほど前に知人から言われたのは、「子供の仕事は勉強することだよ。だから子供は学校行けって、自分の子にはそう教えてるよ」という話でした。
その時は何となく「そうなのかな」と思ったのですが、どうも今「私の欲しい答」とは違うみたいです。
そんな訳で、今日はその辺りを考えてみます。

 

子供の仕事が「学校にいくこと」じゃないとすると、なんだろう。
考えるということは、前提とする条件が必要です。

ここでは「親子」という関係で見た場合と仮定します。
「学校にいくこと」が仕事となるのは、「日本という国(社会)というシステム」と「子供」との関係ではそうなるでしょうが、親子関係では違うと思います。

例えば親子関係で、「親の側がする仕事」は、「子育て」という事になります。

子育てであれば、「親が自分の子供のためにすること」という意味での仕事になりますから、

  • 大人になるまで、子供の健康を管理してあげる
  • 親がいなくなっても生きていけるように、親がいる間に、子供だけで生きていくための力を付けさせる

となると思います。
例としては、ご飯を食べさせてあげたり、必要な教育をしたり、様々な経験をさせてあげる事などです。

 

では「子供の仕事」という事になると、どうでしょう。
ここでの関係性から言うと、「子供が親のためにすること」になるはずです。

この問題を考えてみると、ふと「親を大人にすること」という言葉が思いつきました。
親に様々な経験をさせることにより、多くの問題を提起し、気づかせ解決させることで、人間として完成させるということです。

と言うことは・・・「問題提起してくれる子供は、親孝行をしている」という事になります。
なるほどなるほど、何だか見えて来ましたね。

つまり、子供のお仕事というのは、「親の心や環境を引っ掻き回し、様々な問題提起をすることにより気付きを与え、より完成された大人にすること」となりました。
これって、凄くないですか?

そう考えると、「できの悪い子ほど可愛い」というのも納得です。
色んな事を考えさせられて成長した親は、「より子供を可愛いと感じられるような、高い人間性を得られた」ということではないでしょうか。

なるほど?!

 

子供というのは、常に今を生きているので、大人のように「時間が止まった日常」を過ごしているわけではありません。
毎日が発見の連続なので、長く生きた大人のような「いつものことが、いつもの様に流れていく」感覚がありません。

大人は、慣れきってしまっているわけです。

刺激に慣れてしまうと、それは刺激ではなくなります。
刺激がなくなると、問題と感じさせる出来事を減らしてしまいますから、「本当は多くの問題が存在していた」としても「それが普通」という常識として捉えるようになり、考えること自体をやめてしまうのでしょうね。

解決するべき問題に気付くためには、どうしても「自分が考えさせられる経験」が必用なのでしょう。
そんな刺激を与えてくれるのが、親にとっての子供なのではないかと考えたわけです。

 

 

そう言えば、今朝、カミさんと話しをしていて気付いた事があります。

来週、私の次男の誕生日があるんですが、新しい自転車を買うという約束をしていました。
そこで今朝の会話で気付いたのですが、「新しい自転車を買ったら、古い自転車はどうやって処分するのか?」という問題が浮かんできました。

私の車はコンパクトカーなので、捨てに行くにも自転車は載りません。
長男の御古で随分と傷んでいますから、人にあげるわけにもいかず・・・

そう言えばと、宝塚市の粗大ごみ収集を調べてみると、子供用自転車なら600円で引き取りに来てくれるようです。
我が子のお陰で、今日も一つ賢くなれたわけで、これは子供に感謝せねばいけませんね(笑