「この前、アレルギーは治したはずなのに、また小麦アレルギーが出て」

30代の男性です。

 

この方は朝パンを食べていて、喉が痒くなるという、「小麦アレルギー」の症状で前回いらしています。

その後、パンを食べても大丈夫になったと喜んでいたら、3日ほどして再び小麦アレルギーが出始めたということでした。

 

このような例は、他にもいくつも経験しています。

これは「アレルギーの下に、アレルギーが隠れている事がある」ためです。

 

例えになりますが、近所に嫌味なお爺さんがいたとします。

皆、このお爺さんがストレスになっていました。

 

今回の「ストレス」を「アレルギー」に置き換えて考えてください。

ストレスとアレルギーは、心が受け持つのか体が受け持つかと言う、現象の違いなのです。

 

ある日、嫌味なお爺さんは引っ越していき、周りのストレスは解消されたと思いました。

しかし1ヶ月ほどして、ある奥さんの言動に対しても、皆がストレスに感じるようになったのです。

 

これは「新しく越してきた人」ではなく、「元々住んでいた人」でした。

ところが「嫌味なお爺さん」が目立ち過ぎたせいで、「奥さんの言動」は気づかなかった訳です。

 

これと同じことが、アレルギーの世界にもあります。

目立たなかったアレルギー症状が、出てくる場合もある訳です。

 

隠れているので、初めにあったアレルギーを取り除いてから、数日経たないと分からず、その場合は繰り返しの施術が必要となります。

経験上、下にアレルギーが隠れている例は2〜3割程度ですね。

 

取り続けると、アレルギーは無くなります。

信じて続けるしか、治る道はありません。