足首の捻挫から数ヶ月も経っているのに、未だに足首が元通りにならないというご相談があります。なぜ、すでに治っているはずの捻挫が、未だに完治していないのでしょうか。

この手の症状は、関節を動かした時に違和感があったり、関節の可動域が狭くなったりしているもので、時には力が以前ほど入らなくなるような状態も見られます。病院での治療は終えていたとしても、明らかにけがをする前とは違う状態になっているのです。

この原因は、怪我をした時の記憶とストレスに根本が隠されています。実は「怪我した瞬間を鮮明に覚えている」ことが問題だったのです。足首の捻挫なら、ひねった瞬間の「グキッ!」という感触と激しい痛みの感覚、さらに「大変なことになってしまった!」という記憶が重要だったのです。

人間の感覚というものは、感情や記憶から大きな影響を受けています。「何だか寒いな」と気付いた瞬間から寒気はより強くなったり、牛乳を飲んだ後に賞味期限切れと気づいたらお腹が気持ち悪くなったりします。みなさんもスネを何処かにぶつけてしまった時など、家に帰って服を脱いだら当てた箇所が青くなってることに気づいて、余計に痛みが強くなった覚えがないでしょうか。つまり「ぶつけた場所が青くなっているということは、ここは相当痛いはずだ」という感情が、痛みをより強くしているわけなのですね。

痛みの感覚というのは、実際に痛みを感じている時と、過去の痛みを思い出している時とで、人は同じ痛みとして認識しているという研究結果があります。実際の痛みと想像上の痛みは、全く同じ感覚なのです。

逆に感覚というものは、肉体を支配します。小さな子供などは、転んで膝をすりむいて血が出ると、「もう歩けない・・・」と座り込んでしまうことがあります。血が出ているほどだから、足が動かないはずだという気持ちになってしまうのです。催眠術では、「これは焼け火箸だ」といってただの棒を肌に押し付けられると、その箇所に火傷の水ぶくれができるそうです。イメージが肉体を変化させてしまう例ですね。

そしてここからが重要なのですが、捻挫をした時の「痛み」を覚えている限り、その捻挫が完治することはありません。頭で覚えているのですから、「自分は怪我をした」という思い込みが消えないのです。先ほどの火傷の例と同じく、イメージは症状を創りだしてしまうのですね。

またイメージという記憶は、「大変なことになってしまった」という感情と結びつき、長期記憶化してしまいます。痛みの記憶を忘れられなくなってしまうのです。忘れられない記憶は何かをキッカケに繰り返し思い出されます。例えば、怪我をした時と同じ動き、場所等がきっかけになり、怪我をした瞬間を蘇らせるのです。

ほとんどの人にとって、「今までと同じ状態が、これからも続く」と無条件に思い込むクセがあります。そしてある瞬間に何かが変わると、その変わった状態が続くと思い込んでしまうのです。

今回の場合だと、捻挫をした瞬間から、捻挫の状態がずっと続くと思ってしまいます。怪我をした瞬間の痛みが、ずっと続くのが常識的に受け入れられてしまうわけです。これが捻挫の後遺症が続く原因であり、その解決策は「痛みの記憶」と「痛みを受けた時の感情」を取り除くこととなるのです。

当館の感情療法は、それらの「記憶」と「感情」との結びつきを強力にリセットし、長期記憶化した「悪い思い出」を心の中から忘れてしまうようにします。痛みを忘れてしまう、怪我をしたことさえ「なかったこと」にするのです。

記憶をリセットされた捻挫は、その時点で完治しています。もちろん、これは医学的に完治していることが前提条件となりますが、その効果は強力で、筋力・柔軟性はけがをする前のレベルにちゃんと戻ります。

この効果は事故から10年後、20年後であっても回復することが確認されています。時間が経っているから手遅れということはありません。

捻挫の後遺症でお困りの方は、一度ご相談下さい。