ラジオやテレビなどで、昔よく聞いていた音楽などが流れてくると、反射的にその頃を思い出すことがあります。好きな音楽やテレビの主題歌など、その音楽が流れていた頃の状況や気持ちが、反射的に蘇ってくるのです。

あの頃は楽しかったな、とか、あるいは頑張っていたな、辛かったな、など様々な記憶が音楽をキッカケとして鮮明に蘇ってくることがあります。これには記憶という要素に、「感情」という要素が強く結びついている状態で、この感情があるからこそ長期記憶となっているのです。長期記憶とは「記憶+感情」で作り出されます。旅行に行った思い出が何年たっても思い出せるのは、このような仕組みになっているからで、学校の授業は忘れていても先生のする面白い雑談だけは覚えているなどというのは、このような仕組みによるものなのです。

そしてこの長期記憶は「思い出したくない思い出」の場合もあります。辛い記憶や悲しい記憶、恥ずかしいことなど、ストレスが絡んでいる長期記憶の場合、それが忘れたいことであったとしても、なかなか忘れることができません。既にしっかりと「記憶と感情」が結びついていしまっているので、忘れたくても出来ないのです。そして何度も思い出すことによって、記憶はより強固なものとなり、自分の一部として作用してしまいます。

 

ストレスは誰しも必ずといっていいほど持っているものですが、多くの人はそのストレスとともに生活しています。そして健康であれば、ある程度の大きさのストレスであっても、乗り越えることができるのです。しかし長く続くストレスの場合、あるいは非常に強いストレスを受け続けている場合、心が疲れきってしまいます。耐えられなくなってしまうのです。そしてそのような状態になると、体はストレスに耐えることができなくなり、健康を害することになります。ストレスで体を壊してしまうことがあるのです。

誰しも経験があると思いますが、もし嫌いだったり苦手だったりする人が近づいてきたら、ドキドキしたり、血圧が上がったり、背筋が冷たくなったり、体に力が入ったりすることがあります。ストレスは体に様々な変化を引き起こし、より強いストレスは病気にまでさせてしまいます。いつも胃が痛かったのに、部長が出張でいない間は治ってしまったりもします。ストレスで胃潰瘍や便秘・下痢などの症状は、よく聞くような例ですね。

実はこれ、アレルギー症状と同じなのです。つまり「嫌な人」をアレルゲンとして胃痛が出るという、アレルギー反応だったのです。そして同じ事が花粉症にも当てはまります。花粉症の「本当」の原因は、ストレスだったのです。

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